歯科クリニックでは、歯や歯茎のためのさまざまな治療が用意されています。大きく分けると、一般歯科クリニックと審美歯科クリニックの二つの種類があります。審美歯科クリニックとなると、病気や怪我が原因ではなく美しさのための治療となるため、自由診療で保険が使えないということを知っている人は多いでしょう。しかし、一般歯科クリニックにも自由診療の治療があるのです。
歯が白くてきれいなことは、笑顔も魅力的に見えてしまいます。しかし、美しかった自分の前歯が転んでぶつけて折れてしまえば、そのままの状態では恥ずかしいことになります。歯科クリニックでは、差し歯をつけてもらうことで形の問題は解決できるのですが、どのような素材を差し歯としてつけるのかという選択肢があります。差し歯には保険適用内の素材もあるのですが、奥歯であれば違和感がないものの前歯となると不自然な質感になってしまいます。
歯にはほんの少し透明感があるので、保険適用内の素材となると太陽の下で見ても全く透き通ることがないため、すぐに偽物と分かってしまいます。自然な歯に見せるためにもセラミックなどの素材は活躍をしますが、自由診療となって費用は全額負担することになります。歯科クリニックの治療は、保険を使うことができれば支払う金額は安く済ませることができますが、自由診療となると全額自己負担になるので費用の問題が出てきます。自由診療は、歯科クリニックで治療方法を聞き、その日のうちに治療を行って治療費を支払うということはありませんが、高額な費用を一括払いしなければならないとなると今は困ってしまうという人もいるでしょう。
歯科治療では、クレジットカードを利用することができるクリニックもあります。クレジットカード払いでは、リボ払いや分割払いなど回数を分けて支払いをすることができるので、毎月自分が支払い可能な金額に設定をして無理なく払っていくことができます。また、クレジットカード独自のポイント制度があるので、高額でも利用した分だけポイントがつき、その分だけお得に歯科治療を受けることができます。他にも、クレジットカードを持っていない人であれば、デンタルローンを利用してみるといいでしょう。
クリニックで申し込むことができるローンであり、クレジットカードをわざわざ作る必要もありません。審査に通る必要はあるのですが、お金を貯めてからでなくてもすぐに治療を開始してもらうことができます。虫歯の治療であっても、症状が進行していれば削って詰め物をするだけでは済まないこともあります。歯根まで虫歯が到達していれば根元から抜かざるを得ないことにもなり、そうなると差し歯にするための土台を失うことになります。
しかし、差し歯の土台は歯根だけに限りません。両隣に歯があるのなら、そこを土台として利用することもできます。ブリッジは、失った歯の左右にある歯に橋渡しをするようにして作ることになり、入れ歯のように取り外すこともありません。ただし、支えとするために十分な強度が必要になるので、両隣の2本の歯が健康であることが前提となります。
ブリッジは、失った歯を挟んで3本分の被せものをすることになるので、被せるためには両隣の歯を小さく削ることになります。そのために、一度削ってしまえばもう再び姿を現すことが出来ないという点をしっかり理解してから治療を受ける必要があります。ブリッジは、隣り合った2本の歯を失った時のための治療としても利用することができます。しかし、3本以上になると支えとなっている2本の歯に大きな負担がかかることにもなります。
それによって、土台となっていた歯までダメージを受けて失ってしまう可能性もあるので、3本以上はあまり行われていません。歯根から歯をなくしてしまった時の治療方法として、ブリッジの他にも本数が多くなると入れ歯という選択肢もありますが、近年新しい歯科治療法でもあるインプラントも多くの人に利用されるようになりました。インプラント治療では、歯根を人工的に作ることになります。チタンなどの金属を利用して人工歯根にするのですが、これを歯があった場所の奥にある骨の中に埋めることになります。
大きな外科手術が必要となるので、歯科クリニックの中でも治療が行われていないところもあります。インプラントは、歯科治療としては新しいために症例が少ないというクリニックもあるので、治療を受けている患者さんの数も参考にしてクリニックを選んでみるといいでしょう。また、安全を第一に考えて治療が行われているのかを利用者の口コミ情報でチェックしてみることも役立ちます。しかし、口コミ情報はその人が感じた感想でもあるので、実際に自分でクリニックを訪問してみることが重要です。
インプラントの相談は、無料のカウンセリングで受けることができます。費用の面や治療方法、ダウンタイムの有無や手術後のアフターケアなど、自分が納得できるまで説明してくれるようなクリニックを選ぶことが必要です。2本の歯を失ったという場合、インプラント治療では2本の人工歯根を作ることになります。つまり、2つの金属をあごの骨に埋め込む手術を行うことになります。
金属埋め込みのための手術は大掛かりなため、肉体的にも精神的にも苦痛となるものですが、人工歯根の数が増えればさらにつらくなってきます。上または下の歯がもう一本もないという人になると、10本以上の人工歯根の埋め込みが必要になるため、治療を受けることを断念してしまう人も出てしまいます。しかし、オールオンフォーというインプラント治療で挑戦する高齢の人も増えています。オールオンフォーは、4本のインプラントで上または下の歯を全部カバーできる治療方法となります。
人工歯根の埋め込みも、1本ずつ行うよりもはるかに少ない本数で済ませることができ、さらに予算の面でも安くなるというメリットがあります。入れ歯利用者の人にとっては、入れ歯があるだけでも自分で食事ができて助かるアイテムではあるのですが、入れ歯ならではの悩みもたくさん抱えています。しかし、入れ歯からインプラントに切り替えてみれば、治療中はつらくても完了してしまえば自分の歯のように快適に食事をすることができます。虫歯や歯周病は、自分で気を付けてケアをすることによって防ぐことができます。
しかし、毎日しっかりと時間をかけて歯磨きをしているという人でも、発生してしまうことがあります。歯磨きは、時間を掛ければいいというものではありません。時間をかけても部分的に磨けていないところがあれば、そこにトラブルが発生することになります。自分の歯磨きのどこが悪いのかを知るためにも、歯科クリニックの予防歯科治療を受けてみるといいでしょう。
予防歯科は、今は何もトラブルがないという状態でも受けることができる治療です。保険適用内となるので予算的な負担は少ないため、気軽に受けることができます。予防歯科で行われることとしては、染めだしによって歯磨きが足りずに汚れが残っている部分を知ることができたり、歯磨きの方法の指導を受けることになります。さらに、食べかすや唾液によって石のようにかたまってしまった歯石を、専用の器具で取ってもらうことができます。
歯を傷つけずに取ってもらうことができるので安心であり、最後に磨いて歯に光沢を出してもらうことができます。仕上げとして、虫歯にならないように歯の表面にフッ素を吹きかけてもらって完了となります。
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