歯医者で使われる麻酔

歯医者では、痛みを感じなくするために、麻酔を使用します。その麻酔の種類は大きく分けて3つあります。簡単な麻酔から順番に紹介していくと、ひとつ目は表面麻酔という注射を使わない麻酔です。麻酔液をスプレーしたり、歯茎に塗ることで、歯茎だけをしびれさせる効果があります。

主に、注射をする際の針が刺さる痛みを軽減するために行われます。二つ目は浸潤麻酔です。一番歯医者で使われる、麻酔の注射です。チクっとした痛みを感じることがあり、苦手に感じる人も多いですが、最近では細い針や、電動の注射器なども開発され、以前より痛みを感じにくくなっています。

あらかじめ麻酔液をあたためておくことで、痛みを緩和するなど、さまざまな工夫がとられています。効果は1~3時間程度と、個人差があります。三つ目は伝達麻酔といって、親知らずの抜歯など外科的な手術をする際に使われる麻酔です。神経に麻酔をすることで、浸潤麻酔より広範囲に長く効果を得られる麻酔で、3~6時間ほど持続します。

顔の半分がしびれているような感覚になるので、麻酔をしてからしばらくは、麻酔した側で食べると、感覚がないためにヤケドしたり、お口の中の粘膜を噛んでしまうことがあるので注意が必要です。一般的な虫歯を削る治療で使われることはほとんどありません。このように、歯医者では3つの麻酔を使い分けることで、できるだけ痛みを感じなくさせて治療を行っています。麻酔がききやすい体質や、ききにくい体質があるので、もし治療中に痛みがあるときは申告して麻酔を追加してもらいましょう。

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