インプラントの寿命を長くするために

インプラントは、治療が終わったからといって、そのまま放っておいても大丈夫というわけではありません。治療をおこなった場合には、その後は定期的なメンテナンスを行うことが、長持ちさせるためには重要となります。インプラントの上部構造は、虫歯になることはありませんが、インプラント周囲炎を発症させてしまう可能性があります。その原因は、プラークや歯石の中に存在する細菌にあります。

毎日歯磨きをしているという人でも、プラークや歯石は歯磨きだけでは取り除くことができないので、治療後にはセルフメンテナンスに加えて、歯科医院での定期的なメンテナンスを受ける必要があります。歯科医院でのメンテナンスでは、インプラントの周囲に炎症が起きていないか、上部構造が緩んでいないか、噛み合わせに問題はないかということを調べます。また、クリーニングによって、普段の歯磨きだけではとることができないプラークや歯石を落とすことができるので、周囲炎に対してとても効果的です。普段の歯磨きについても、歯磨きの指導をしてくれるので、歯磨きをよりしっかりとすることができるようになります。

また、口の中の細菌を減らすだけではなく、感染のリスクを減らすことも重要です。感染のリスクを高めてしまう原因として、喫煙があります。喫煙には血管を収縮させてしまう効果があるので、血管が収縮することにより、歯茎に血液がうまく届かなくなって、免疫力を低下させてしまうので、喫煙をしている人は禁煙を心掛けることも必要です。

Be the first to comment

Leave a Reply

Your email address will not be published.


*